2019.07.31豆知識

Wi-Fiのアクセスポイントが2つ表示されるのはなぜ?

スマートフォン


自宅や会社に無線LANルーターを設置し、Wi-Fiに接続しようとしたときに同じ名前のアクセスポイントが2つ表示されることに疑問を持ったことはないでしょうか?

どっちに接続すればいいの?と迷うものの、特に気にせずどちらかを選択して接続して利用していることと思います。どちらでも繋がるので、どちらが正解でどちらかが不正解というものではないため、特に気にしていない方が多いかもしれません。ですが、2つのアクセスポイントにはそれぞれ役割があり、利用の仕方によって接続先を選択していただくと、さらに快適にWi-Fiを利用できるかもしれません。

アクセスポイントが2つある理由

Wi-Fiに接続する際に、アクセスポイントが2つ表示される理由は、別々の特性を持った電波を飛ばすためです。2回登録しちゃったかな?と心配になった方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの無線LANルーターには、こうした2つの電波を飛ばす機能が備わっているので、正常な動作なのでご安心ください。

2つのアクセスポイントは、周波数がそれぞれ違う

それでは、2つのアクセスポイントが何が違うかと言うと、周波数が違います。1つは2.4GHz帯で、もう1つは5GHz帯の周波数を飛ばしています。どちらにも繋がるため、特に気にして使ってない方が多いかと思いますが、実はそれぞれ周波数が違うためどちらを使うかによって大きくネット環境が変わってきます。

周波数の違いと特徴

2.4GHzの特徴は、壁や床といった障害物に強く遠くの方まで電波を飛ばすことができます。そのかわり、多くの製品で導入されている周波数のため、周辺環境の影響を受けやすく、混線したり不安定でスピードが遅くなることがあります。

一方で、5GHzは、壁や床といった障害物には弱い反面、ルーター以外では使用しない周波数のため、非常に繋がり安く安定しています。通信速度を重視する方や安定して使いたい方におすすめの周波数と言えるでしょう。

どっちがおすすめなの?

どちらがおすすめなのかは、利用シーンによって変わってきます。無銭LANルーターを置いている部屋以外の部屋でWi-Fiに繋ぎたいという方は、2.4GHzを利用していただくと少し離れた場所でも利用することができますし、逆に無線LANルーターが置いてある部屋でしか使わないという方は、5GHzを利用すれば安定して高速な通信を楽しむことができます。

これまで特に意識することなく利用していた方も多いかもしれませんが、思ったより電波が届かないなとか、スピードが遅いなと感じている方は、接続先を変えることで快適にインターネットをご利用いただくことができるかもしれません。まずはどちらに繋がっているのか確認してみましょう!

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