2018.12.25豆知識

【これなんのためにあるの】キーボードのNumLockキー・非連動タイプとは?

NumLock

パソコンを使ってお仕事をされている方にとって、キーボードはとても身近なものだと思います。文字入力を頻繁にされる方だけでなく、インターネットで何か調べものをするのにもキーボードは欠かせません。

でも、そんな重要な存在であるキーボードでも、使ったことがなかったり、使い方すらも分からないキーがあったりしませんか?このキーはいったい何のためにあるの…?なんて思いつつも、結局ちゃんと調べることもせず分からずじまい、私もその一人です。

キーボードを作っているメーカーとして、これはいかん!ということで、ブログで何度かに分けてキーボードのキーを解説させていただこうと思います。

第一回目は「NumLock」キーです。

NumLockっていったいなんのためにあるの?


NumLock

キーボードで入力していると、文字キーを押しているのに数字になってしまう、数字キーを押すと数字は入力されずカーソルが操作されてしまう。こんな現象が起きて故障かな?と心配になった経験がある方もいらっしゃると思います。

この現象の多くの原因が、このNumLockが押されてしまうことで引き起こされまうので、NumLockを押せば簡単に直った!なんてことはよくある話です。(NumLockがオンなのかオフなのかは、キーボードによってはランプが点灯します)

NumLockの「Num」は、Numeric(数字)とLock(鍵)を意味しており、数字をロック(解除)するキーということになります。写真もそうですが、テンキーの部分に配置されていることがほとんどで、NumLockをオンオフにすることで、テンキーを数字入力モードなのかカーソルキーとして使うのかを選択できます。

どういった時に使うと便利なの?

キーボードを数字入力を固定するNumLockですが、ONにすることでキーボードのテンキーを使って数字入力が可能になります。(OFFの場合は、HomeやPgUpなどの機能が使えます)そのため、エクセルなどの数値を入力する作業の場合は、NumLockをONにしてキーボードのテンキーを数字入力モードとすることで、数字の入力に非常に便利な役目を果たします。

エクセルなどの表計算で便利なテンキーとは?

NumLock非連動タイプとは

テンキーが付いていないノートパソコンなどの場合は、NumLockをONにすることで通常入力キー部分がテンキーとして機能するものもあります。しかし、一部のパソコンでは、NumLockキーが外付けテンキーに連動してしまいうまく動かないことがあります。それを防ぐようにして作られたものが「NumLock非連動タイプ」です。



さて謎多き「NumLock」は、こうした用途があって多くのキーボードに付いています。よく分からないけど付いている、キーボードがおかしくなった時にとりあえずNumLockを押すといったイメージから、少しは変わったのではないでしょうか?今後は、数字を入力するときなどに、ちょっと意識してみてみてくださいね。

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