2018.12.12豆知識

ケーブルを無理やり束ねて使用するのは断線や火災の可能性あり!

ケーブル収納方法

ケーブルが長くて使う際に余った部分が邪魔な場合、みなさんはどのようにしていますか?

写真のように紐(ケーブルタイ)で縛って使う分だけ伸ばして使う方が大半なのではないでしょうか。

ケーブルやケーブルが付いた商品を購入された際に、こんな風にパッケージングされていることがほとんどで、ミヨシの製品もこのようにパッケージされて出荷がしています。それもあって、余ったケーブルを購入した時についてきたケーブルタイを使って同じようにしてまとめる方が多いのですが、実はこれケーブルを使用している時にはあまりおすすめできません。


ケーブル収納方法

というのも、ケーブルは無理な形で束ねてしまうと、束ねている部分が熱を持つため電源コードなどの電力の大きなケーブルだと、発火の原因となります。また、束ねることでそこに強い力が加わってしまうことで断線の原因にも繋がりますし、ノイズなどの障害が起こりやすくなってしまいます。

要は、束ねることでケーブルにストレスを与えているということになるので、使用する際は束ねずに使うのがベストです。


ケーブル収納方法

使用する際は束ねないようにして使う。

では、収納する際はどうでしょう。
使わない場合は熱を帯びることはないので、束ねて使ってもいいのですが、できるだけケーブルに負担がないように収納してください。

そのためには、まずケーブルにかかったストレスを軽減してあげられるように、束ねられていた場合は外しましょう。

長い間、束ねられていたケーブルは強い癖がついてしまっていることがあり、束ねた形で固まってしまっています。特に寒い時期だとケーブル自体が硬いのでなかなかこの癖が取れないのですが、根気よく伸ばしてあげましょう。


ケーブル収納方法

伸ばしたり引っ張ったりしてあげると徐々に癖が弱まってきて、ケーブルがしなやかになってくることが分かるかと思います。あまり強い力でやるとそれこそ断線などケーブルを痛めることになるので、優しく優しく伸ばしてあげてください。


ケーブル収納方法

ある程度ケーブルが柔らかくなれば、伸ばした状態でケーブルは保管しておく方がいいのですが、それだとスペースも取ってしまうので、再度束ねていきます。ここで束ねる注意点としては、円をさきほどよりも緩やかにして巻いていき、束ねられた部分に負荷がかからないようにしてあげてください。

最初の状態に比べると少し大きくな円にはなってしまいますが、ケーブルに負荷がかかっていない分、癖も付きにくいので使用する際も使いやすいかと思います。


ケーブル収納方法

束ねておくケーブルタイに関しても、購入した際に付いているケーブルタイを使うのもいいですが、写真のようなミヨシの「マジックタイ(CH-MG)」を使っていただくとケーブルへの負担をさらに軽減でき、ケーブルを長持ちさせることができます。最近ではケーブルを収納するためのボックスなども販売されているので、束ねるのが嫌な方はそういったものをご使用いただくのも手かと思います。

いよいよ12月に入り年末の大掃除なども始まるかと思います。寒い時期は乾燥して火災も増えてきます。パソコンの後ろやテレビの周りなどぐちゃぐちゃになってホコリが絡まったケーブル、使わないけど捨てられないケーブルなどをこの機会に整理してみませんか?

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